NYで部屋探し3
NYでの部屋探しのエリアは、大きくマンハッタン、ブルックリン、クイーンズに分かれます。
私が下見させていただく事になったのは、マンハッタン内ではミッドタウンのタイムズスクエア近辺、
ダウンタウンのウェストビレッジ、イーストビレッジ、アップタウンのアッパーイースト、ハーレム、
さらにイーストリバーを越えたクイーンズなど幅広いエリアのお部屋。
ルームシェアは初めての体験なので、即決せずに色々見せていただこうと思いました。
エリアの雰囲気や部屋の造りはもとより一緒に住む方がどんな人なのか興味津々です。
まず訪れたのは、ウェストビレッジです。
19世紀から20世紀半ばにかけて
多くのアーティストや有名作家が住んだことで知られ、
ビレッジ・バンガードやブルー・ノートなど名門ジャズ・クラブがある
グリニッチビレッジの東エリアです。
←緑とレンガ作りの街並みが落ち着いたエリア
お部屋のオーナーさんは、テキスタイルデザイナーのユダヤ人女性。
これまでも何度か日本人女性にお部屋を貸して
おられるのでとても話しやすい方でした。
お寿司が大好物という彼女。かなりの日本通です。
ルームメイトから贈られた「浅草」と書かれた団扇や
絵馬などが飾られていました。
他にも元女優という白人のご婦人、ブラジル出身ラテン系のお母さん、
数ヶ月前に離婚したばかりというヒスパニック系シングルマザー、など色々。
ハーレムに近いセントラルパーク・ノース↑(セントラルパークの北)というエリアでは、
背の高い素敵な黒人女性のオーナーさんが所有するアパートメントに
近くのコロンビア大学の学生さん二人と一緒にルームシェアをする、なんていう青春時代が戻ってきそうなお部屋が!
さらに黒人ミュージシャンのおじいちゃんがオーナーさんというお部屋もあるのは、さすがNY!!
ノリノリのおじいちゃんは、自分のCDやライブの写真を見せてくれたり、
最近買ったというオバマ大統領のグッズを見せてくれたり、(やっぱし地元の黒人も買うんや〜と一人感動)
最後にはご自慢の手作り野菜スープをご馳走してくれたり、どのお宅も個性的で楽しい方たちばかり。
生のニューヨーカーの暮らしぶりを垣間見る事ができました。
日本に興味を持っていらっしゃる方が多いので、
英語がおぼつかなくても体当たりして行けば、
快く対応してくださいます。
←セントラルパーク北沿いの道路を走るスクールバス
のんびりとした雰囲気の心地よいエリア
いやあ、まさに「人種のモザイク」(最近はメルティングポットやサラダボウルとは言わないそうです)
そして、9軒ものお宅を訪問した私が最終的に選んだのは、アッパーイーストと呼ばれるエリア。
セントラルパーク東側のエリアに住むグラフィックデザイナーさんのお宅です。
そのお宅への引っ越しは、明後日。一体どんな生活が始まるのか、少しの不安と沢山の期待でドキドキです♡