再び、友人の好意に甘え、NHK「おはよう日本」の中継現場を見学させていただきました!
「ニューヨークスタイル」第1弾は、4月4日をチェックして下さい ♪
今回の中継現場はマンハッタンのお隣Queens(クイーンズ)
East River 沿いの辺鄙な場所で、地下鉄の駅からトボトボと
15分ほど歩き、駐車場の奥の方にゲートらしきものを
発見したので、多分ここでしょうと近づくと・・・
ありました!中継車 ↓↓↓
そして、ゲートをくぐると・・・ なんとマンハッタンを望む砂浜!
↑ 逆光ですみません
金髪のキレイなお姉さんや
引き締まった身体のお兄さんが
ビーチバレーの練習などしている、オシャレなBeach(なんとなく都会的)
Harry’s Water Taxi Beach 2-03 Borden Ave, Long Island City(Queens)
毎年夏季限定で特設される人口の砂浜。
都会のオアシスとして人気を呼んでいるウォーター・タクシー・ビーチです。
そんな中、違和感たっぷりな中継スタッフの姿が。。。
カメラさんが今、撮っているのはこれ ↓
Water Taxi(ウォーター・タクシー)です。
(金網がめちゃ邪魔ですがカメラさんも同じ状況だと思われます)
マンハッタンブルックリン、クイーンズなど、12ヵ所で乗降が可能な
ウォーター・タクシー・HOP-ON/HOP-OFF
Hunters Pointという停留所のすぐ横にあるのがこのビーチで、マンハッタンからウォーター・タクシーを利用すると
たった数分で到着するとの事。地下鉄に乗らなくてもよかったんですね〜^^;
しかも、ここアルコール類も売っていて
ビーチでビールが飲めるんです!海の家っぽくてかわいい↓
NYでは、公園やビーチなどでお酒を飲むのは禁止されてますので、酒飲みにとっては貴重な野外スポット!
小腹が空いたらホットドックやフライドポテトなど
ファストフードの売店もあり、さらに
DJもいて、夏気分を盛り上げてくれます♪
さてさて、お待たせしました。
この直射日光ガンガンのビーチで日焼け対策ばっちりの有働由美子さんです^^
裸足でブツブツと何か言いながら歩きまわっておられます。
恐らく、話す内容と動きを確認中というところでしょう。
時間が限られた生中継は、本番一発勝負ですので、顔出しをするアナウンサーの責任は重大です。
どんなに暑くても、周りが騒がしくても、集中して原稿を覚えます。
と、ここまでは普通のアナウンサーさんと同じですが、
有働さんの場合、驚くほど色んな役割を担っています。
現場では、取材先のスタッフが運んできたスピーカーの場所を
確認したり、本番にインタビューをさせてもらうお客さんたちに
出演交渉をしたり。
(普通、この手の仕事は制作スタッフが担当しますが彼女の場合は
率先して切り込み隊長をしています)
しかも、本番当日だけでなく実は企画の段階からほとんど彼女が
責任を任されているそうで、その仕事量は半端ではありません。
まずはネタ出し(※)、取材先との交渉、現場の下見と細かい条件の確認(ここでやっと中継するかどうかを自分で判断)、
技術下見、ディレクターとの構成打ち合わせ、構成の直し(※)、テロップの発注(※)、スッタフの弁当代などの予算管理まで。
普通だと、AP(アシスタントプロデューサー)やAD(アシスタントディレクター)が行うような細かい裏作業までも
こなしているのは、超人的です。(正直、どこにそんな時間があるのか想像もつきません・・・)
前日にネタ替え(※)になり、徹夜明けで本番になだれ込むことも少なくないとか。
(アナウンサーなのにいいんでしょうか??多少、顔がむくんでいる時があっても許しあげて下さい〜)
そんな地道な裏準備をしているとあっという間に本番日がやって来ます。
本番さながらのリハーサルや中継ディレクター・プロデューサーと
最終の変更・調整を行い、いよいよ本番に挑みます。
NY時間木曜日の夕方5:40(日本時間では金曜日の朝6:40)からと
夕方7:05(日本時間では朝8:05)からの2回。
いよいよカウントダウンが始まると、緊張が高まってきます→
色々と動きに工夫を重ねて、リポートをしていきますので、
スタッフが一丸とならなければなりません。
ベテランカメラマン菅原さんとの息もぴったり。
今回は、この「Staycation」(自宅や近場で過ごす休暇)という造語
がキーワードだったそうです。
番組への愛情と責任感たっぷりの有働さん。
もちろんレギュラー番組の合間を縫ってまさに東奔西走しています。
先日、NHKのハイビジョンで放送されたプレミアム8<人物>100年インタビュー
「小澤征爾〜西洋音楽と格闘した半世紀〜」でウィーン取材にも行くというパワフルさ。
(番組のお知らせが28日の再放送に間に合わずすみませんでした・・・)
刻々と表情を変えるマンハッタンの摩天楼を眺めながら
アラフォーもまだまだ現役で頑張れるんやな〜と
勇気と刺激をもらえた有意義な午後でした☆
NYにいることを実感できる絶景スポットです!
※ネタ出し:生中継のため、常に旬でニュース性のあるネタが求められます。毎週これを探すのはめちゃ大変です。
※構成の直し:東京とのやりとりや調整で3回は直しをしなければならなそうです。いやー忙しいですね。
※テロップの発注:画面に出る字幕をタイトルさんに作ってもらうため原稿を書いて発注すること。間違えたら大変なのでかなり気を遣う作業。
※ネタ替え:突発的なニュースが入ったり、取材先から急にキャンセルが出たりして内容を差し替えること。それまでの事前準備が無駄になるため、かなり辛い。